エクセルで家計簿の作り方【無料テンプレートも紹介】

エクセルで家計簿 お金

エクセルやパソコン操作に慣れている人は「家計簿をエクセル(excel)で管理したい!」と思いませんか。

この記事では、初心者の方でも理解しやすい方法で家計簿の作り方や運用のポイントを解説します。

なお、記事の最後に無料で使える家計簿のテンプレートを紹介しているので、ご要望の方はそちらをダウンロードしてください。

また、家計簿を続けることで家計が改善されます。家計簿を続けるコツを知りたい方は以下の記事をご覧ください。

エクセルで家計簿の作り方

用途別の項目を決める

はじめに用途別の項目を決めましょう。

簿記を習った人なら勘定科目といえばピンとくると思います。

用途別の項目を決める理由は、家計簿をつける目的に関係します。家計簿の目的は、お金の利用歴を振り返り、自分に適したお金の使い方を考えることです。

振り返りの手順は「大まかなお金の流れを把握」→「細かなお金の使い方の把握」→「原因の特定」となります。つまり、振り返った時に段階的に原因を特定できる設定が必要になります。

例えば、お金の利用履歴を以下のように記録した場合、何が使いすぎの原因かわかりますか?

付|場所  |金額
1/24|コンビニ|862円
1/25|コンビニ|220円
1/25|コンビニ|360円
1/26|カフェ |980円

お金を使った場所はわかるものの、何に使ったのか用途がわかりませんよね。 一方で、以下のような記録方法ではいかがでしょうか?

日付|項目  |場所  |金額
1/24|食費  |コンビニ|862円
1/25|消耗品費|コンビニ|220円
1/25|食費  |コンビニ|360円
1/26|食費  |カフェ |980円

このように項目を追加するだけで「いつ」「どこで」「何に」「いくら」使ったが一目で確認できます。また、エクセル上で管理すると、用途割合をグラフ化できるので、先ほど説明した「大まかなお金の流れを把握」を一目で確認できるようになります。

では、おすすめの用途別の項目について以下にまとめましたので参考にしてください。

【変動費】
項目  |用途
食費  |自炊用の食材購入
外食費 |外食、中食の購入
日用品費|日用品雑貨の購入(洗剤、ティッシュ等)
交通費 |交通にかかる費用(電車、バス等)
書籍代 |新聞、本などの購入
光熱費 |ガス、水道、電気にかかる費用
通信費 |スマートフォン、インターネットにかかる費用
交際費 |冠婚葬祭、(おつきあいの)外食やレジャー等にかかる費用
娯楽費 |趣味などにかかる費用(映画鑑賞等)


【固定費】
項目  |用途
家賃  |賃貸、住宅ローンにかかる費用
貯金  |毎月の貯金額
保険代 |毎月の保険額
自己投資|自己成長にかかる投資額(ビジネスイベント参加等)

また、項目や用途は個人のライフスタイルや考え方によって異なりますので、上記はあくまで参考として、自分の使いやすいようにアレンジいただいても問題ありません。

また、家計簿の運用を始めた後は項目をむやみに変更は控えましょう。月中に変更してしまうと、振り返るときに用途が変わってしまっては何が原因なのか特定しづらくなります。もし、変更する場合は月毎、4半期毎、半年毎、年毎で行うことがベストです。

項目を作る場合は以下のように用途別項目Sheetを作成しましょう。

月毎の記録用SheetとサマリーSheetの作成

次に月毎の家計簿を記録するSheetと利用歴のサマリー情報を閲覧できるSheetを作りましょう。

なお、以下より説明するテンプレートはあくまで家計簿の根幹部分です。利用者によって使いやすい形式があると思いますので、デザインや文言などはお好きなようにアレンジしてください。

月毎の記録用Sheetを追加する

以下のように月の記録用SheetとサマリーのSheetを追加します。

はじめに1月から12月までのSheetは用意する必要はありません。Sheet●月の設定が終わった後にコピーしますので一つだけで大丈夫です。

月毎の記録表を作る

次に記録表を以下のように作ります。

セルは「日付」「項目」「場所」「金額」を作ります。 家族や複数人で家計簿を運用される場合は「使用者」を追加すると振り返りの時に問題特定が簡単になります。

項目のセルをリスト化

次に用途別項目Sheetに登録した項目をリストで選択できるようにします。

附番⑥まで進んだら、先ほど作成した用途別項目Sheetをクリックして以下のように範囲指定した後に「OK」を押します。

次に、すべてのセルの項目をリスト化するために、リスト設定が完了した項目のセルを下までコピーします。

最後に、●月のSheetをコピーして1月から12月までを作成すれば記録用Sheetの完成です。以下完成形画像です。

サマリーSheetを作る

次はサマリーSheetを作ります。

少し疲れてきているかと思いますが、もう少しで完成ですので頑張ってください。

サマリーとは「まとめ」「概要」「要約」という意味です。

つまり、月毎に記録した内容をまとめ形式で確認ができるSheetになります。大事な事なので何度も言いますが、振り返ることが家計簿の目的になります。そして、このSheetこそが目的を達成するものになります。

まずは、以下のようにセルを作ります。C列の項目は用途別項目Sheetからコピーアンドペーストで張り付けると簡単です。

また、行の一番下に月計の行を追加して月計のセルにSUM(D5~D17)の関数を競ってします。

次に、サマリーSheetに月毎の記録表で発生した金額を転記できるように設定します。

まずは関数を設定です。①セルを指定した後に②でSUMIFの関数を呼び出します。

SUMIFの範囲はSheet1月のC列を指定します。

検索条件は直接キーワードを入力せずに、セル(C5)を指定します。このようにセル自体を指定することで、セルのコピー時に関数を再設定する手間が少なくなります。

合計範囲は月毎の記録用SheetのE列を指定します。

次に、関数が設定されたセルをC17までコピーすると金額のセルの設定が完了します。

次に割合のセルを設定します。

以下のように数式を組み、F18までコピーします。#DIV/0!と表示されますがSheet1月に何も入力されていないだけなので気にしなくて大丈夫です。

ここまで設定が終わったら、1月の表をコピーして12月まで作ります。

次に、2月以降の金額のセルの関数を修正します。以下のようにセルを範囲指定した後にCtrl+Fで検索と置き換えを呼び出します。

置き換えのタブをクリック後、以下のようにキーワードを入力しすべて置き換えると2月用の関数になります。他の月も同じように関数を修正します。

次に、割合のセルも金額のセルと同じ要領で変更します。割合のセルを変更する場合は月計まで範囲指定してください。

置換する文字列はD$18を月計の金額のセルを指定します。(2月であればD$34)

次に前月比のセルを設定します。以下のように数式を組み、月計のセルまでコピーします。他の月も同じ要領で数式を組みます。

最後に、利用歴の視認性をあげるために割合(%)をもとにグラフを作ります。以下のように割合のセルを範囲指定した後にグラフを選択します。

グラフの種類は好みなので何でも構いません。私は2-D円グラフを用いてお客様に説明することが多いのでこちらを利用します。

次に以下の附番に沿って軸を編集します。

これでグラフの完成です。なお、タイトルは消しても問題ありません。同じ要領で他の月のグラフを作成したらエクセル家計簿の完成です。

お疲れさまでした!

以下は、運用中のイメージです。サンプルでデータを入れてみましたが、前月比や利用割合が一目でわかるので振り返りが簡単にできるようになっています。

エクセルの家計簿を運用方法

入力のタイミング

家計簿が完成したらいよいよ運用です。

まず、お会計時に受け取るレシートは必ず受け取るようにしましょう。

レシートは記録のもとになります。1円単位まで細かく管理する必要はありませんが、家計簿への入力時、どんな買い物をしたのか忘れないためにも保管するように習慣づけましょう。

なお、入力のタイミングは週一がベストです。

記録を毎日行うと記録時間が短時間で済みますが、現代人にとって毎日時間の確保をすることは非常に難しいです。

一方で記録を月一で行うと記録時間が長時間かかってしまい労力やストレスが発生します。家計簿は一定期間継続しないと目的にたどり着けないため、記録にかかる時間や労力は継続に差しさわりの無い程度にすることがポイントです。

弊社でも、記録のタイミング毎の継続率を調査しましたが、週一で記録したセグメントが圧倒的に継続率の高い結果となりました。

つまり、記録は週一。なおかつ、時間が確保しやすい休日に家計簿をつけるのがベストです。

振り返りのタイミング

次に振り返りのタイミングです。

家計簿をつけ始めた最初の月は週一での振り返りがベストです。理由は短期間でお金の使い方の癖を発見するためです。

皆さんが家計簿をつけ始める目的は貯金や、ある特定の欲しいものを購入するためですよね?

家計簿を使ってより早く癖を発見して、より早く軌道を修正すると目的への到達速度が格段に速くなります。

そのため、初めの月は週一で振り返るのがベストです。時間に余裕がある場合は家計簿入力後(休日)にすぐに振り返ってもいいでしょう。

なお、初月にお金の使い方の癖と軌道修正がされますので2カ月目以降は月一のタイミングで振り返りを行えばいいと思われます。

また、ご家族で家計簿を運用する場合はSheet●月の「使用者」に登録した人全員で振り返りを行ってください。家族のなかで一人だけで頑張っても家族のお金の使い方の癖を修正しなければ目的達成は難しいです。

家族なのですから家族一丸となって目的達成を目指しましょう!

家計簿を継続するポイントは以下の記事でも紹介していますので、よかったら読んでください。

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●筆者概要
マーケティングとお金のプロ
(マーケティングコンサルタント/ファイナンシャルプランナー(AFP、ファイナンシャル技能士2級)/金融経済教育者)
●経歴
会計事務所職員→コンサルティング会社(金融系マーケター)→LINE(金融系マーケター)→mife起業
●mife概要
学生や新婚夫婦に向けた金融経済教育、ファイナンシャルプランナー(AFP)、金融系のマーケティングコンサルタントとして活動中。

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